在宅でのリハビリは一つのサービスだけを利用するよりも、複数のサービスを組み合わせた方が、効果が高い場合があります。
今回はリハビリデイサービスと訪問看護(看護・リハビリ)を組み合わせて、自宅での入浴が可能となった、そんな一例をご紹介します。
「自宅で入浴したい!」という希望を叶えた利用者様
サービス開始時の状態
脳梗塞発症後、自宅では食事以外はほとんどベッドに寝たきりの生活です。
トイレは尿器やポータブルトイレを使用し、移動は歩行することはなく、車椅子を使用していました。
入浴は自宅では行えないため訪問入浴で介助してもらい入浴している状態です。
改善例:
まずは訪問リハビリで自宅内の環境を整えました。(手すりの設置や家具の配置替えなど)
食後に新聞を読んだり、テレビを見たりと、食事以外の時間も座る時間少しずつ長くしていき、体力を向上させていきました。
体力がついてきたら、リハビリデイサービスに通い、座っている時間をさらに延長し、歩行訓練により基本的な移動能力を改善。
合わせて、訪問リハビリにより自宅内の移動や入浴動作を実際に練習しました。
自宅内の移動や入浴動作が訪問リハビリで出来てきたら、訪問看護で入浴を介助しながら実際の入浴動作を練習しました。
最終的には4点杖でベッドからトイレまで移動可能となり、家族の介助でお風呂に入ることができるまでに回復しました。
今回のケースは訪問リハビリからデイサービス、訪問看護へと滞りなくサービスを移行・追加していったことが、改善のポイントでした。
ちなみに同じグループ内でリハビリ特化型デイサービスと訪問看護を利用すれば、情報を共有できるため、サービスの移行はスムーズでリハビリの効果は倍増します!
・リハビリプログラムを共有
・長時間の運動で持久力向上と、自宅での動作の改善が同時に可能
・病状の変化へ素早く対応