作業機能障害と種類

平成30年8月31日に社内勉強会を行いました

本日のテーマは『作業機能障害』です

作業機能障害とは

作業機能障害とは生活行為を適切にやり遂げられない状態を指します。

健康で生き生きとした暮らしを送るにはこれらの生活行為が適切に行われていることが大切です。

反対にこれらの生活行為がうまく行えていないとき(作業機能障害の時は)不健康で、ストレスなどが高まると言われています。

生活行為とは

日常の身の回りのこと、家事などの生活を維持するためのこと、仕事や趣味、余暇活動などの行為全てが含まれます。

作業機能障害の種類

作業不均衡:生活行為のバランスが崩れている状態

作業剥奪:外的要因によって生活行為が制限されている状態

作業疎外:生活行為に対して意味を見出していない状態

作業周縁化:周囲から意味のある生活行為を認めてもらえない状態

作業機能障害の評価方法

『作業機能障害の種類と評価(CAOD)』を用いる

勉強会では実際に自己評価をしてみました

解釈

CAODでは得点が高い人ほど作業機能障害の状態であると解釈する

健常者のカットオフ値は 52点以上 高作業機能障害群

CAODの点数が高いと作業機能障害であると同時に心身機能に問題を生じやすくなる

アプローチ

作業不均衡:生活行為のバランスが崩れている状態 ⇒ 行為の質と量を調整

作業剥奪:外的要因によって生活行為が制限されている状態 ⇒ 環境を調整

作業疎外:生活行為に対して意味を見出していない状態 ⇒ 興味をひく、身体機能を上げる

作業周縁化:周囲から意味のある生活行為を認めてもらえない状態 ⇒ 生きがいをつくる、行為の価値を伝える

CAODは障害のある方のカットオフ値については研究中だそうです。

 

アプローチ方法を考える上で作業機能障害の考え方は焦点を絞る1つの方法になると思います。