ベッド上で生活している方を介助していると、だんだんと足側に身体がずり落ちてしまうことがありませんか。
いったんずり落ちてしまった位置を力任せに移動しようと思うと、介助する人の負担も大きく、やり方によってはまったく動かなかったりします。
こんな介助する方の悩みを、理学療法士が解決します。
ちょっとしたポイントを抑えるとうまく動かすことができるようになります。
ベッド横から介助する方法
移動を妨げる原因は『摩擦』です。
介助するときはこの摩擦(=身体とベッドの接触)を減らすことがポイントです。
方法
①介助される方の膝を立てる
②介助者の手をベッドと介助される方の身体の間に入れる
身体の重い部分(肩甲骨付近、お尻に)に手を入れるのがポイント
③ベッドの高さは腰骨くらいに調整する
④膝を曲げて、つま先は移動する方向に向ける
⑤身体の重心移動で動かす