訪問看護ステーションの運営で重要なポイントの一つに人材採用があります。
専門職の採用という点で、一般的な職種と比較して採用の難易度は高くなります。
有効求人倍率は3.26倍で全職業平均の1.19倍を大きく上回っています。
さらに、採用コストは1名当たり103.3万円というデータもあり、採用コストもネックになってきます。
独自に立ち上げたばかりの訪問看護ステーションでは採用コストの高騰と必要な人員の確保ができないという理由で、早期に運営継続を断念するケースもあります。
一方で、採用がうまくいっている企業では、採用コストも抑えたうえで、人員の確保もできているところもあります。
この違いは何でしょうか?
一般的に前者は採用を戦略的に行う余裕はなく、結果として採用を人材紹介会社に頼ってしまうため、採用コストは高騰し、採用が難しかったり、採用したがすぐに辞めてしまうので人材不足のままということが考えられます。後者は、採用戦略を立てたうえで計画的に採用を行っているので、コストも抑えて採用もできるという状態まで持ってくることができています。
採用がうまくいっている訪問看護の採用戦略で重要なポイントを少しだけ紹介します
1.ペルソナ設定が明確か
2.自社採用サイトがあるか
3.SNSを活用しているか
4.求職者が応募しやすいコンタクト方法を設置しているか
5.求人掲載サイトの選別
6.人材紹介会社の活用
7.見学・面接時にミスマッチが起きないように詳しい説明をしているか
訪問看護ステーションは外部から見える情報は募集要項やウェブサイト、SNSなどからの情報のみです。
訪問看護は未経験者が多いため、求職者が求める情報を得られる企業は応募も集まりやすい傾向にあります。
訪問看護の求人の参考にしてみてはいかがでしょうか。
自社では余力がない方や、これから立ち上げる方などは、フランチャイズに加盟する、コンサルティングを利用するなどすると、ノウハウの提供を受けることができ、安定した人材確保に繋がるので、利用を検討してみてください。