ストレッチのポイント

平成30年9月14日に社内勉強会を行いました。

本日のテーマは『ストレッチ』です

からだが硬いというのはどういうこと?

・生まれつきからだが硬い人はいない
運動不足が原因で小~中学生くらいからからだの硬さに差が出てくる

・可動域が狭くなる大きな原因は筋肉が硬くなること

なぜ筋肉は硬くなるのか?

・筋肉の柔軟性に関与するのはコラーゲン

・コラーゲン繊維同士の結合が硬直化することによって筋肉が硬くなる

・運動不足によってコラーゲンは老化する

筋肉の伸び縮みとは

・神経伝達物質と電解質によって収縮と弛緩運動が起こる

・筋肉にできるのは収縮と弛緩だけ

・定期的に伸ばさないと正常に弛緩できなくなる

筋肉の柔らかさと柔軟性はイコールではない

・電解質の働きにはエネルギーが必要

・エネルギーが枯渇すると筋肉は弛緩できなくなる

・代謝物質や痛みを発生させる物質が部分的に溜まる「筋硬結」

・筋肉がほぐれて柔らかくなるのは、筋肉を伸ばすことが可能なニュートラルな状態

ストレッチ

ストレッチの種類

・スタティックストレッチ

・バリスティックストレッチ ・・・小刻みに反動をつけて血行を促進する

・ダイナミックストレッチ ・・・ブラジル体操など

・パートナーストレッチ

・PNF的ストレッチ    など

ストレッチは伸展運動であり収縮運動でもある

・筋肉には筋紡錘、筋腱移行部にはゴルジ腱器官があり収縮・伸展を感知する

・主働筋と拮抗筋があり、主働筋が収縮すると拮抗筋は弛緩する(相反抑制)

ストレッチのポイント

・最大のポイントは痛みを感じないこと
痛みを感じてしまうと交感神経優位になり筋肉は緊張してしまう

・ストレッチにより自律神経のバランスを整えることができる

・腹式呼吸をすると副交感神経優位になり、ストレッチの効果がアップする

・ときどき長時間行うよりも、毎日短時間行うほうが効果的

・伸ばすところは意識しないほうが効果的(テレビを見ながらストレッチをするなど)