利用者宅を看護師が訪問~新型コロナウイルス対策~

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の報道を受けて、予防のために通所介護をお休みする利用者様が増えてきています。

お休みすると連絡を受けた方の多くは2週間~1ヶ月間という長期間になっており、その間の体調の悪化や廃用症候群の進行が危惧されます。

この現状に対する対策として、弊社では「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取り扱いについて(第4報)Vo.779(厚生労働省老健局)令和2年3月6日」「新型コロナウイルス感染症に係る対応について(横浜市健康福祉局介護事業指導課・高齢施設課)令和2年3月9日事務連絡」に基づき、利用者様の希望に応じて通所介護の職員が利用者様宅へ訪問して、心身の状態観察や運動などのサービスを行っております。

利用者様の心身状態が悪化しないようにできる限りのサービスを提供したいと考えております。

対象の利用者様がいる場合はご連絡させていただきます。よろしくお願い致します。

<訪問でのサービスの内容>

対象:コロナウイルス予防のために通所介護をお休みしている利用者様

内容:利用者宅へ訪問してのサービス提供
   要支援の方…バイタルサイン測定
   マシントレーニング相当の運動  合計30分程度

   要介護の方…バイタルサイン測定
   マシントレーニング相当の運動
   個別機能訓練          合計40~50分程度

算定する単位:要支援…通常通りの単位を算定

要介護…2時間以上3時間未満の区分を算定
    加算などは通常通り算定

訪問する職員:通所介護に勤務する看護師または理学療法士、作業療法士

ケアプランや通所介護計画書の変更:必要なし
*介護保険最新情報Vol.816にてケアプランの変更は必要だが、書面での同意は後日でもよいと変更されました。(4/20追記)

<訪問を行ってみて>

予防のためにお休みされている方の中には、通所介護の集団の中に入るのは不安なので行きたくないが、運動の機会が減ってしまうので困っているという方がいらっしゃいます。

そういった方に看護師等が訪問することで、「安心した」「教えてもらった運動を自分でもやってみる」など良い反応が得られています。

 

新型コロナウイルス感染症の拡大はまだ収束が見えませんが、必要なサービスを受けたくても受けられずに困っている方に対して、できる限りの対応をしていければと考えていますので、訪問でのサービスも継続して行っていきます。