訪問看護で理解が必要なALSの症状と障害像

4月27日に社内勉強会を行いました 。

テーマは『ALSについて』です。

本日の講師は当ステーションの作業療法士です。

内容はALSの症状、障害像の説明と症例検討です。

ALSの神経症候

①下位運動ニューロン症候
(脊髄性進行性筋萎縮症)PMA ⇒2年以内にALSへ移行

②球麻痺症候
(進行性球麻痺)PBP     ⇒2年以内にALSへ移行

③上位運動ニューロン症候
(原発性側索硬化症)     ⇒ALSに移行しない

下位運動ニューロン障害の症状

筋力低下
筋萎縮
繊維束性収縮
腱反射の低下、消失

特に遠位筋から症状が出やすい

球麻痺症状

嚥下障害
構音障害
舌の筋萎縮
咽頭反射は低下ないし消失
口腔内、顔面の症状は両側性で対称性

球麻痺初発の症状は、鼻声などの構音障害が多くALSの25%

上位運動ニューロン症状

痙性麻痺
四肢腱反射の亢進
病的反射(ホフマン徴候陽性、腹壁反射消失など)
クローヌス

認知機能障害

人格変化
行動障害
言語障害
遂行機能障害

陰性徴候

感覚障害
眼球運動障害
膀胱直腸障害
褥瘡
小脳症状
錐体外路症状
自立神経症状

症例検討

本日は症例検討を行いました。

ALS初期の方に対して、現在のアプローチ内容と将来必要なアプローチなどを話しました。

当ステーションは看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍しており、それぞれの観点からアプローチ方法を出し合いました。

看護師では全身状態の変化、理学療法士は移動手段、作業療法士はコミュニケーション手段、言語聴覚士は嚥下や呼吸の変化などについて検討しました。

ALSの方に関わる時は、進行に合わせた福祉用具や医療機器の選択や、多職種の視点からのチームアプローチが重要になってきます。

あうる訪問看護リハビリステーションではスマートフォンを利用したりと多職種での連携を密に行っています。

訪問でのサービスを考えている方は是非お問い合わせください。

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