訪問看護を利用するとき、「医療保険になるのか?」「介護保険で使えるのか?」という疑問は、利用者さん・ご家族・ケアマネさんから最も多く寄せられる質問のひとつです。
本ブログでは、訪問看護の保険選択について、回数上限・料金・保険の決まり方・パーキンソン病の医療保険適用条件まで、わかりやすく解説します。


🌿 1. 訪問看護は“医療保険”と“介護保険”どちらで使う?
訪問看護は、利用者さんの状態や目的によって 医療保険 と 介護保険 のどちらかで利用します。
◆ 介護保険で利用するケース(基本はこちら)
要介護認定を受けている方は、原則として 介護保険が優先 されます。
- 要介護1〜5の方
- 要支援1・2の方(予防訪問看護)
◆ 医療保険で利用するケース(例外的にこちらが優先)
以下のいずれかに該当する場合は、要介護認定があっても 医療保険が優先 されます。
- 医師が「特別訪問看護指示書」を発行した場合(14日間)
- 厚生労働省が定める「医療保険適用疾患」に該当する場合
例:末期がん、ALS、パーキンソン病(一定条件あり)、多発性硬化症、人工呼吸器装着など
🏠 2. 訪問看護の回数上限の違い
◆ 介護保険の場合
- リハビリ 120分/週 (ケアプランの範囲内で調整)
- ただし、支給限度額(要介護度ごとの月額上限)を超えると全額自己負担
◆ 医療保険の場合
- 週3回までが基本
- ただし、以下の場合は回数制限なし
- 特別訪問看護指示書(14日間)
- 厚労省が定める「特定疾患」
- 在宅でのターミナルケア
- 別表7.8
💰 3. 料金の違い
◆ 介護保険
- 1回20〜30分:300〜450円前後(1割負担の場合)
- 1回60分:600〜900円前後
- 介護保険の単位数で計算されるため、比較的安定した料金
◆ 医療保険
- 1回30分〜1時間:900〜1,500円前後(1割負担の場合)
- 週4回以上の訪問が必要な場合は医療保険の方が有利になるケースも
※地域や事業所によって加算が異なるため、あくまで目安。
📝 4. 保険の決まり方
訪問看護の保険種別は、次の順番で決まります。


🧠 5. パーキンソン病で医療保険になる条件
パーキンソン病は、条件を満たすと 医療保険が優先 されます。
◆ 医療保険になる条件と重症度分類(パーキンソン病の場合)
パーキンソンの医療適応条件がヤール3以上、障害度2以上の両方を満たさないといけません


◆ 医療保険になるとどう変わる?
- 週3回までの制限 → 特定疾患は回数制限なし
- ケアプランの枠に左右されない
- 医療的管理が必要な方にとって利用しやすい
🌸 まとめ|迷ったら“医療的ニーズの強さ”で判断
訪問看護の保険選択は複雑に見えますが、ポイントはシンプルです。
- 生活支援中心 → 介護保険
- 医療的管理が必要 → 医療保険
- 特定疾患や急性増悪 → 医療保険優先
パーキンソン病の方は、重症度によって医療保険が適用され、回数制限がなくなるため、安心して必要な看護を受けられます。











