訪問看護の保険選択ガイド|医療保険と介護保険の違い・回数上限・パーキンソン病の適用条件まで徹底解説

訪問看護を利用するとき、「医療保険になるのか?」「介護保険で使えるのか?」という疑問は、利用者さん・ご家族・ケアマネさんから最も多く寄せられる質問のひとつです。

本ブログでは、訪問看護の保険選択について、回数上限・料金・保険の決まり方・パーキンソン病の医療保険適用条件まで、わかりやすく解説します。

あうる訪問看護リハビリステーション 本郷台サテライトの事業所風景

🌿 1. 訪問看護は“医療保険”と“介護保険”どちらで使う?

訪問看護は、利用者さんの状態や目的によって 医療保険介護保険 のどちらかで利用します。

介護保険で利用するケース(基本はこちら)

要介護認定を受けている方は、原則として 介護保険が優先 されます。

  • 要介護1〜5の方
  • 要支援1・2の方(予防訪問看護)

医療保険で利用するケース(例外的にこちらが優先)

以下のいずれかに該当する場合は、要介護認定があっても 医療保険が優先 されます。

  • 医師が「特別訪問看護指示書」を発行した場合(14日間)
  • 厚生労働省が定める「医療保険適用疾患」に該当する場合
    例:末期がん、ALS、パーキンソン病(一定条件あり)、多発性硬化症、人工呼吸器装着など

🏠 2. 訪問看護の回数上限の違い

介護保険の場合

  • リハビリ 120分/週 (ケアプランの範囲内で調整)
  • ただし、支給限度額(要介護度ごとの月額上限)を超えると全額自己負担

医療保険の場合

  • 週3回までが基本
  • ただし、以下の場合は回数制限なし
  • 特別訪問看護指示書(14日間)
  • 厚労省が定める「特定疾患」
  • 在宅でのターミナルケア
  • 別表7.8

💰 3. 料金の違い

介護保険

  • 1回20〜30分:300〜450円前後(1割負担の場合)
  • 1回60分:600〜900円前後
  • 介護保険の単位数で計算されるため、比較的安定した料金

医療保険

  • 1回30分〜1時間:900〜1,500円前後(1割負担の場合)
  • 週4回以上の訪問が必要な場合は医療保険の方が有利になるケースも

※地域や事業所によって加算が異なるため、あくまで目安。


📝 4. 保険の決まり方

訪問看護の保険種別は、次の順番で決まります。

🧠 5. パーキンソン病で医療保険になる条件

パーキンソン病は、条件を満たすと 医療保険が優先 されます。

医療保険になる条件と重症度分類(パーキンソン病の場合)

パーキンソンの医療適応条件がヤール3以上、障害度2以上の両方を満たさないといけません

医療保険になるとどう変わる?

  • 週3回までの制限 → 特定疾患は回数制限なし
  • ケアプランの枠に左右されない
  • 医療的管理が必要な方にとって利用しやすい

🌸 まとめ|迷ったら“医療的ニーズの強さ”で判断

訪問看護の保険選択は複雑に見えますが、ポイントはシンプルです。

  • 生活支援中心 → 介護保険
  • 医療的管理が必要 → 医療保険
  • 特定疾患や急性増悪 → 医療保険優先

パーキンソン病の方は、重症度によって医療保険が適用され、回数制限がなくなるため、安心して必要な看護を受けられます。