子育てと仕事の両立~常勤へキャリアアップした訪問看護師Uさん

現役訪問看護師Uさんは非常勤で入社し、今ではオンコールもこなす常勤看護師として働いています。

子育てとの両立がどうだったのかなど、インタビューしました。

仕事と子育てを両立しながら働こうと思っている方は参考にしていただけると嬉しいです。

Uさんが経験した勤務体制は次のものですね。

看護師Uさん

はい。4種類の勤務体制を経験しました。

これからも変更するかもしれません(笑)

  • 非常勤週2日勤務
  • 非常勤週4日
  • 常勤時短(8:30-15:15)週5日
  • 常勤(8:30-17:15)

最初は非常勤?これって普通?子育てとの両立は?

看護師Uさん

まずは、専業主婦からの久しぶりの就職で、働きたい気持ちと不安がありました。それに下の子が幼稚園に通っていたこともあり、長時間は働けませんでした。子供が寂しがったりするかもしれないし、家族の生活リズムの変化もあります。できる範囲内で・・・という感じで、働き始めたということです。

幼稚園の子供は、夏休みや冬休みは保育園を短期利用するなど工夫して子育てと仕事の両立はしていました。

徐々に生活リズムがついて働く日数を増やしたのですね?

看護師Uさん

はい。仕事に慣れてきて、やりがいを感じるようになったことやスタッフの異動があり、私の担う仕事が増えてきたタイミングで週4日勤務へ変更しました。

その後、下の子が小学校へ入学するタイミングで常勤時短(6時間週5日勤務)へ変更しました。

そして、上の子が高校入学するタイミング(下の子は小学校2年生)で常勤フルタイムとなりました。

常勤時短で働いていたときは、担当の利用者が増加し、勤務時間内に終わらない仕事も多くなってきました。常勤へ早いタイミングで移行したのはそのせいもありますね。

子供の成長とともに仕事の時間を増やしても、子育てとの両立はできるようになってきました。

子供さんの成長と勤務体制の変化が重なっていますね。
ご家族はUさんの仕事をどう思っていますか?

看護師Uさん

子供達にはわかりやすく仕事の内容を伝えています。病院で働く看護師と内容が違うからわかりにくいと思うので。「今日はおばあさんをお風呂に入れてあげたよ。気持ちいいって言っていたよ。」「おじいさんが転んでケガをしたの。足の傷の手当てをしてあげたよ」など。仕事の内容を話すことで、少しでもわかってもらうように心がけていました。

普段から話をしていたので、私がやりがいをもって仕事をしていることを家族は理解してくれていると思います。家族の協力も得られているのもそれが影響していると思います。

これが私の仕事と子育ての両立のこつかもしれません。

洗濯干しや洗濯物をたたむなど子供のお手つだいも成長に合わせて変化しています。時々、怒鳴ってやらせてしまうこともありますが・・・(笑)

子供とはなるべく1対1になって話をするように心がけています。習い事の送り迎えや犬の散歩など夫に頼まず私が行って、子供たちと濃厚な時間を作っています。

仕事で大事なことは、時間?お金?

看護師Uさん

私にとっては、時間のほうだと思いますね。

通勤もそうです。自宅から遠いところは、選択できませんでした。

自分に時間的な余裕がなくなると、子どもが寂しがったり、私や家族が体調を崩してしまう可能性もあります。

子育てとの両立ができず仕事を続けられないと、周りや利用者さんに迷惑をかけることもあると思うので、無理なく長く働けたほうが良いように思います。

私たちお母さんにとって【時間】って貴重ですよね。仕事と生活のバランスを取るうえで相談しやすい環境ですか?

看護師Uさん

はい。所長をはじめ、管理職の方々には日々相談しやすいと環境だと思います。働き方(勤務時間、開始時間など)を選べるし、3ヶ月年毎の上司と話し合う場面もありますから、意見を言ったり相談するチャンスは多いと思います。